最近HSPという言葉を耳にしたことはありませんか?
HSPとはHighly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)の略です。
この記事では
HSPって何?
どんな人が当てはまる?
もしかして自分やパートナーはHSPかも?
HSPの人への接し方は?
といった内容をHSPである私の主観と共に解説していきたいと思います。
HSPとは?
冒頭でご紹介しましたが、HSPとはHighly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)の略語です。
アメリカの臨床心理学者エレイン・アーロンが1996年出版の本の中で使用したことが始まりです。
HSPとは、あらゆる環境から受ける感受性が特に高い人を表しています。
例えば大きな音、匂いなどで人より不快になりやすい、他人の感情に反応しやすいなどの特徴があると言われています。
私自身も大きな音が不快で気分が悪いことが続いたり、人混みで色々な人や物の匂いで頭が痛くなったりすることもしばしばあります。
心理学上では、上記のような感受性(環境感受性あるいは感覚処理感受性)が高い人上位30%程度に対してHSPと呼ぶことがあるそうです。
自分がHSPかどうかは、以下の質問を参考にしてみてくださいね。
- 外にいると気疲れしやすい
- 他人の気分に左右される
- 痛みにとても敏感である
- マルチタスクが苦手、混乱してしまう
- 生活に変化があると混乱する
- 他人が怒られていると、自分も怒られているような気持ちになる
- 小さな変化にすぐ気付く
- 人の表情や声のトーンなどを敏感に感じ取る
- ドラマや音楽などにとても感動する
HSPは病気?
以上に当てはまった方は、普段から生きづらいと感じている方もいるのではないでしょうか?
HSPは、病気としては定義されていません。
性格の特徴だと捉えるくらいがいいと思います。
ただ感受性が高いことにより、ストレスや刺激を受けやすく結果不安症状や、抑うつ状態になることはあるかもしれません。
実際に私もうつ病を発症し2度の休職、その後退職しています。
自分の性格を理解して、生きやすい環境に身を置くことが大切ですね。
HSPの人への接し方は?
これまでの記事を読んでいただいた方の中には、
「自分のパートナーはHSPかも?」
と思った方がいるのではないでしょうか?
彼女/彼、妻/夫、家族や友人などがHSPの場合、どのように付き合っていけば良いのかをご紹介します。
気の遣いすぎは逆効果!
例えば一緒に出かけた時、あんなに楽しそうだったのに…
帰ってきたら疲れ切って寝込んでいる、何も出来ない
という光景を目にしたことはありませんか?
この時「大丈夫?」「ごめんね、疲れさせちゃった?」などと気を遣いすぎるのは逆効果の場合があります。
HSPの人は気を遣われすぎると申し訳ないと感じることがあります。
「自分は迷惑をかけている」と感じ、その場から逃げたくなってしまうのです。
HSPだからと必要以上に意識したり、気にする必要はありません。
特徴を理解してくれるだけで十分です。
「気にしすぎ」と言わないで
HSPの人は、人の表情や声のトーンの変化に気づきやすく「あの人怒ってるのかな?私何かしたかな」と気になり始めると仕事が捗らなかったり、自分の気分が落ち込んだりすることがよくあります。
パートナーだと「今日〇〇さん怒ってたかも…」「いつもと違った」等の話をされることもあるのでは無いでしょうか?
その時に「気にしすぎだよ」と返すのはNGです。
気にしすぎなことはHSP当事者の方が1番思っていることなので…
「そっか、いつもと違ったんだね」「大丈夫だよ」などの受け止めるような言葉をかけてくれると安心します。
私も、パートナーに何度も「気にしすぎだよ」と言われて「それは分かってる!!」と言ったことが何度もあります…(反省)
生活音に注意!
一緒に住んでいる方、または同棲しようかなと考えている方も生活音には気をつけてください。
経験上、1番気をつけるべきポイントはドアの開け閉めです!
ドアをいきなり開ける、強く閉めるなどはHSPの人じゃなくても多少は嫌な物だと思います。
しかし、HSPの人はその何倍も不快な気分になっています。
驚かせようといきなりドアを開けても、びっくりが勝って笑えません。
特に意図はなくても、ドアの閉め方で「何か怒ってる?私何かしたかな…」と不安になります。
ドアの開け閉めは慎重に…その他もいきなり大きな音を出さないことを心がけてくれるとすごく嬉しいです。
最後に
HSPの人自身も、自分の性格を理解して辛くならないように対処する必要がありますね。
そうすればパートナーにも理解してもらえるように説明もできます。
双方がHSPの特徴を理解してお互いに寄り添い合えば、きっと良い関係が気付けるでしょう!
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